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PASSIVE STYLEの住宅の耐震性能、耐震等級の種類、本当に地震に強い家の特徴など、お伝えしています。
PASSIVE STYLEでは、住宅性能を重視するだけでなく、家族と家を末長く守る「耐震性能」にもこだわりを持っています。そもそも日本は地震の多い国。近年では、東日本大震災や熊本地震などの大震災があり、将来、南海トラフ地震が発生した場合は、これまでにないほどの被害も想定されています。
つまり、これから家を建てる際は、地震に強い家を選ぶことは当然のことで、最低条件でもあります。
PASSIVE STYLEでは、これらのことを踏まえて、より確実な耐震性能が保証できるよう、一棟一棟、構造計算を行い、耐震等級の中でもトップクラスの「耐震等級3」の家作りを行っているのです。全ての物件で許容応力度計算により耐震等級3を取得、それによる性能評価も取得しています。
住宅性能においては、日本はまだまだ海外より劣っている面がありますが、耐震基準に関しては、世界的に見ても高い水準となっています。
建築基準法による耐震基準は、1981年に制定されてから改正を重ねる中で、現在は「震度5強程度の中規模地震では軽微な損傷、震度6強から7に達する程度の大規模地震でも倒壊は免れる」 ことが義務付けられています。
海外と比べるとこの基準は高水準であっても、本当に安心できるものなのでしょうか?
40年前に「震度6強〜7の大規模地震で倒壊は免れる」ということは、言い換えれば、現在の大地震や、将来的に起こる大地震では壊れるかもしれない、ということになります。
近代の高性能住宅は、しっかり作られた良い家であれば、100年近くは住めるので、耐震性能はより重視したいポイント。そこで注目したいのが「耐震等級」です。
参照元:国土交通省(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr_000043.html) 参照元:政府インターネットテレビ(https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg5690.html)
現在、日本の建物の耐震等級には次の3種類があります。
数百年に一度発生する地震の地震力に対して倒壊、崩壊せず、数十年に一度発生する地震の地震力に対して損傷しない程度。
等級1で想定される1.25倍の地震がきても、倒壊・崩壊しない。
等級1で想定される1.5倍の地震がきても、倒壊・崩壊しない。
耐震等級1で示されている「数百年に一度発生する地震」は、近年だと、阪神淡路大震災と同じくらいの規模の地震になります。そう考えると「耐震等級3」の家なら、大丈夫でしょと思ってしまうところですが、耐震性能は、建物の構造によって大きく変わり、必ずしも耐震等級3=地震に強い家とは言えないのです。
どこに壁や柱があるか、そのバランスによっても、建物の崩れやすさは変わってきます。耐震等級を含めた、国が設定する基準値は、全ての建物の構造まで考慮されていないことが問題です。
実際に2016年に発生した熊本地震では、震度7の地震が2回続けて起きたことで、今まで安全とされていた2000年以降の「新耐震基準」の建物が大きな被害を受けています。とくに、国が積極的に推奨していた「長期優良住宅」までもが倒壊してしまったことは、住宅業界の大きな衝撃となりました。
参照元:国土交通省_新築住宅の住宅性能表示制度 住宅性能表示制度ガイド【PDF】(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/hinkaku/070628pamphlet-new-guide.pdf)
参照元:日本経済新聞(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO02757460V20C16A5000000/)
それでは、本当に地震に強い家とは、一体、どんな家なのでしょう?答えは、「許容応力度計算(構造計算)をした上で作られた家」です。
構造計算とは、建物の構造における安全性を科学的に検証するために、地震や風、積雪などに対して、どれくらいの力まで耐えられるかを算出する方法のこと。
今の日本の制度では、構造計算をしなくても、長期優良住宅や耐震等級3相当が取得できてしまいます。
参照元:国土交通省_長期優良住宅制度の現状(https://www.mlit.go.jp/common/001263388.pdf)
構造計算には、主に次の2つの方法があります。
壁量計算は、より簡易的な方法で、揺れに対抗する壁(耐力壁)の量を算出する方法。一方、許容応力度計算では、建物を作る部材について、柱や壁が、どのくらい強いか、どのくらいの荷重(ちから)まで耐えられるか、許容応力を算出した上でバランス良く配置していきます。
許容応力度計算には、より複雑で細かな計算が必要ですが、耐震性を見極める上では「許容応力度計算をしているか」が非常に重要になってきます。
地震に強い家を作るためには、一方向の揺れだけじゃなく、さまざまな方向の揺れを想定しなければなりません。壁の量よりもバランスが大切で、同じ壁の量の家であっても、許容応力度計算の方がバランス良く壁を配置するので、より強い構造にすることができるのです。
つまりは、同じ耐震等級3であっても、許容応力度計算をしてるか、していないかで、実際の耐震性能が異なる可能性が考えられます。
PASSIVE STYLEでは、以上の理由から、一棟一棟、許容応力度計算をした上で、耐震等級3の家作りを行っています。本来、構造計算は、家の設計時に業者が行うもの。地震に強い家にするには、壁の量を増やしたり、地震に対抗する強い壁(耐力壁)をたくさん配置したりしますが、その分、コストが上がったり、窓が小さくなるなど、間取りに制限も生まれますが、「地震に強い家」はそれよりかえがたいものではないでしょうか。
家に住む側の私達が「地震に強い家を建てたい」と思っても、なかなかこれら全てを判断して依頼することは難しいですよね。そういった点でも、最初から許容応力度計算をして家を建ててくれるPASSIVE STYLEなら、デザインにこだわり過ぎたせいで耐震性が損なわれていた、なんて心配はないでしょう。住宅性能、デザイン、耐震性の全てにおいて、プロの目で見た世界基準家と同等レベルの家を建ててくれるので、安心して相談してみると良いでしょう。また、耐震等級3を取得した際のお得な情報もご紹介します。
地震に強い「耐震等級3」の家を建てることで、コストや保証の面でもメリットがあります。住宅が完成すると、通常は火災保険に入りますが、最近は、地震保険も加入する人が増えています。
耐震等級によって、火災保険は割引にはなりませんが、地震保険は割引が受けられます。
年間の地震保険料が30000円だった場合、耐震等級3の家は半額の15,000円で済むことに。家は一年だけ住むわけではないので、例えば、35年住んだ場合、総額45万円も保険料を節約することができます。
そもそも、耐震等級3の家なら地震保険は必要ないのでは?と思う方もいるかもしれませんが、例えば、地震によって火災が起きた場合は、たとえ隣の家からのもらい火であっても、地震保険に加入していないと保険は適用外となります。
また、隣の家が倒壊したことで家が破損した場合も、保証されません。どんなに家が丈夫であっても、大地震が起きれば、何が起きるかはわからないもの。そもそも日本は地震の多い国なので、家を守るためにも、地震保険に入っておくのがおすすめです。耐震等級による地震保険は、国が定めた性能証明書と評価証明書を申請することで受けられます。
参照元:東京海上日動(https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/service/live/jishin/plan.html)
鹿児島で「高性能住宅」作りを専門に行う建築会社。ドイツのパッシブハウス研究所で習得したノウハウを日本に導入し、世界基準の断熱性能xパッシブスタイルによる、高性能住宅を数多く手がけている。設備ではなく、性能を活かして快適な生活をする。冬でも無暖房を可能とする住宅づくりに興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
※参照元:【PDF】新築住宅の性能表示制度 かんたんガイド|国土交通省/令和4年11月7日版(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001586565.pdf)
鹿児島で「高性能住宅」作りを専門に行う建築会社。ドイツのパッシブハウス研究所で習得したノウハウを日本に導入し、世界基準の断熱性能xパッシブスタイルによる、高性能住宅を数多く手がけている。設備ではなく、性能を活かして快適な生活をする。冬でも無暖房を可能とする住宅づくりに興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
※参照元:【PDF】新築住宅の性能表示制度 かんたんガイド|国土交通省/令和4年11月7日版(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001586565.pdf)
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