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PASSIVE STYLEの住宅の標準仕様「HEAT20・G3」の特徴、グレード別の住宅性能、従来の高性能住宅との違いなど解説しています。
そもそもHEAT20とは、「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」という団体が設けた、新たな住宅の建築基準のことです。高性能住宅の評価基準には、他にもさまざまなものがありますが、HEAT20は、中でも断熱性を重視し、次の3つの柱を軸としています。
これら3つをバランス良く調和させたのが、HEAT20が目指す近代の高性能住宅。住宅性能に関しては、G1・G2・G3の3つのグレードがあります。
参照元:2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会【PDF】(http://www.heat20.jp/HEAT20_pamph2018.pdf)
参照元:一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会(http://www.heat20.jp/grade/index.html)
HEAT20のグレードは、住宅の省エネ基準と同様、日本全国を8つの地域に分けて、それぞれの地域でのグレード別基準値が設けられています。日本は寒冷地と温暖地の差が大きいため、このような基準値が設定されています。
1・2 | 北海道 |
---|---|
3 | 東北/青森、岩手、秋田 |
4 | 宮城、山形、福島、栃木、新潟、長野 |
5・6 | 関東・東海・近畿・中国・四国・九州 |
7 | 宮崎、鹿児島 |
8 | 沖縄 |
住宅の省エネ基準:地域区分
引用元:一般財団法人建築環境・省エネルギー機構(https://www.ibec.or.jp/ee_standard/build_standard.html)
上の図のように、建設地の地域区分により基準値が定められています。
7地域に該当する鹿児島では、G1、G2、G3のそれぞれの住宅性能の基準値がコチラになります。
G1 | 断熱性能:UA値 0.56 冬の最低体感温度:概ね10℃を下回らない(体感温度が15℃未満になるケースは20%) 省エネ基準と比べた暖房負荷削減率:約40%削減 |
---|---|
G2 | 断熱性能:UA値 0.46 冬の最低体感温度:概ね13℃を下回らない(体感温度が15℃未満になるケースは15%) 省エネ基準と比べた暖房負荷削減率:約55%削減 |
G3 | 断熱性能:UA値 0.26 冬の最低体感温度:概ね15℃を下回らない 省エネ基準と比べた暖房負荷削減率:約75%削減 |
参照元:一般社団法人heat20(http://www.heat20.jp/grade/index.html)
3つのグレードの中でも「G3」は、2019年夏に設定されたばかりの最も厳しい水準。UA値は、値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネ性能が高いことを表す数値ですが、G3になると急激に断熱性能がアップすることがわかりますね。
現在、「G3」における新築の普及率は、日本でもわずか。そんなわずかしか建てられていない、トップクラスのグレード3をPASSIVESTYLEでは、標準仕様としているのです。
PASSIVE STYLEが考える
本当に快適な高性能住宅の基準
HEAT20・G3がどれほど凄いことなのか、他の高性能住宅の基準と比較して見ていきましょう。現在、日本の国が定めている高性能住宅の評価基準には「H28省エネ基準」や「ZEH(ゼッチ)」があります。
参照元:一般社団法人heat20(http://www.heat20.jp/HEAT20_pamph2018.pdf) 参照元:省エネルギー基準について【PDF】https://www.jsma.or.jp/Portals/0/images/eco/pdf/h28koushuukai.pdf 参照元:一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会(http://www.heat20.jp/grade/index.html)
断熱性を表すUA値だけ見ても、HEAT20・G3が断トツで優れていることがわかりますね。省エネ住宅で人気のZEH基準の新築と比べても、約3倍近くの断熱性能が得られます。
高性能住宅を選ぶ上では、本当にエアコンなしで過ごせるか、どれくらい省エネになるかが気になるところですが、HEAT20・G3の暖房負荷は、省エネ基準の家に対して、約75%もの削減が可能。さらに冬の室内の体感温度は概ね15℃とされていますが、人が生活すると照明や生活家電、調理等の発熱により、20℃を下回ることはほとんどありません。HEAT20 G3は、冬でも無暖房を実現する唯一の水準と言っても、過言ではないかもしれません。
国内で、トップクラスの断熱性を持つ「HEAT20・G3」ですが、決してやり過ぎというわけではありません。
海外では、断熱の基準を国が義務付けているところも多くあります。一方、日本は、その点がまだまだ遅れていて、寒さに関する法律はなく、真冬に室内で上着を着たり、エアコンをつけっぱなしで過ごす生活は、世界的に見るとかなり珍しいのです。
冬の寒さによる健康リスクに関しては、世界保健機関・WHOが下記の基準を設けています。
寒さによるぜんそく、脳卒中、心筋梗塞などのリスクを防ぐために、WHOが推奨する最低室温基準は、18℃以上。これを日本の住宅に置き換えると、無断熱の家の冬の室温が4℃、省エネ4等級でも10℃程度なので、寒さによる健康リスクは非常に高いことがわかります。
参照元:住宅の温熱環境と健康の関連【PDF PDF】(https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001323205.pdf)
「HEAT20・G3」の家は、冬の最低体感温度が20℃なので、ちょっと晴れるだけでWHOの推奨する基準を満たすことができます。熱が外に逃げないので、一度室内があたたまれば、暖房を入れなくても長時間暖かさをキープできます。
HEAT20 G3の家では、冬場も、体感温度が20℃を下回ることはほとんどありません。20℃がどれくらいかというと、鹿児島では、3月、4月の平均気温に当たり、真冬でも、家の中は、春と同じくらいの体感温度を維持できます。PASSIVE STYLEの家は、一度建てれば、孫世代まで長持ちするので、100年近く快適な生活を送れることに。初期費用はそれなりにかけてでも、性能の良い家を建てる重要性がわかりますね。
断熱効果の高い住宅は、エアコンのない廊下やトイレなども暖かくなります。リビングとの温度差がほとんどないので、部屋から出た瞬間、急に寒い!といったストレスや、ヒートショックを防ぎます。実は、鹿児島は、寒さによって心疾患になる人が全国で7番目に多い地域。歳をとっても、温度差の少ない家で安心して暮らせるでしょう。
HEAT20が目指す家作りにもあるように、PASSIVE STYLEの住宅にも、太陽光発電を搭載しています。冷暖房費がほとんどかからない上に、ソーラー発電もできるので、光熱費を大幅に削減することができますよ。
HEAT20・G3の家は、健康維持にも適している住宅。寒さが引き起こすぜんそく、脳卒中、心筋梗塞、ヒートショックなどのリスクをはじめ、カビが原因で発生するアレルギーなどのリスクも軽減します。一般的な家庭では、冬は、暖房で乾燥するから加湿器をかけるお家が多いですが、それが原因で結露が起こり、知らぬ間に家がカビだらけに。室内の温度差が少ないPASSIVE STYLEの家なら、加湿器を使う必要もなく、結露やカビが防げて、赤ちゃんからお年寄りまで健やかに暮らせます。
鹿児島で「高性能住宅」作りを専門に行う建築会社。ドイツのパッシブハウス研究所で習得したノウハウを日本に導入し、世界基準の断熱性能xパッシブスタイルによる、高性能住宅を数多く手がけている。設備ではなく、性能を活かして快適な生活をする。冬でも無暖房を可能とする住宅づくりに興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
※参照元:【PDF】新築住宅の性能表示制度 かんたんガイド|国土交通省/令和4年11月7日版(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001586565.pdf)
鹿児島で「高性能住宅」作りを専門に行う建築会社。ドイツのパッシブハウス研究所で習得したノウハウを日本に導入し、世界基準の断熱性能xパッシブスタイルによる、高性能住宅を数多く手がけている。設備ではなく、性能を活かして快適な生活をする。冬でも無暖房を可能とする住宅づくりに興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
※参照元:【PDF】新築住宅の性能表示制度 かんたんガイド|国土交通省/令和4年11月7日版(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001586565.pdf)
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